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スピリチュアリズム(心靈学)と心霊研究

文学者小泉八雲の心霊話は夢の内容と実際に現実で起きたことが一致したことを示す

小泉八雲はイギリスの保護領であったレフカダ島(ギリシャ)出身の新聞記者で、各国を渡り歩いたのち、1890年にアメリカ合衆国の出版社の通信員として来日。来日後に仕事を辞めて日本で英語教師として教鞭を執るようになり、翌年結婚、三男一女を儲けた。

松江・熊本・神戸・東京と居を移しながら日本の英語教育の最先端で尽力し、欧米に日本文化を紹介する著書を数多く遺したとされ、八雲という名前は島根に住んでいたことが由来になっていると考えられています。

日本の怪談話を英語でまとめた『怪談』を出版したことでも有名です。そんな小泉八雲さんにまつわる心霊話をひとつ。

氏が出雲にいた頃、氏のとある友人が知人の結婚式に呼ばれたそうですが、夜の12時ぐらいにぶらぶら一人で帰ってくると、雪が降る中にホタル火のようなものが飛んできたそうで、奇妙に思ったその人物は杖を使って追い払うと、その火は結婚した知人の家に入っていったそうです。その翌日、知人の家を尋ねると、花嫁が出てきて「昨夜野原を散歩している夢の中であなたがその中にいたので挨拶をしようと向かって行ったらあなたはいきなり杖で殴ってこようとしたので驚いて逃げた」と語ったそうです。つまり、ホタル火の正体は花嫁さんの魂だったということですね。生きた魂が抜け出して霊夢となり、その際にされたこと(杖を振り回された)の事実が一致するというなかなか不思議な話ですね。

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